みなさんこんにちは、UGです。
今回は、キャンプにかかせない相棒、ハリケーンランタンのカスタムについてです。
私の家にもみんな大好きフュアーハンドランタンがありますが、ちょっとメンテナンスをサボっていて、汚れ・サビが目立ってきました・・・
コロナの影響で外出自粛でやることがないため、今回はこのランタンをピッカピカにしてみたいと思います。
ちなみに私が持っているのはフュアーハンドランタンのジンクです。
このシンプルで無骨な感じがたまりません。
しっかりメンテナンスすれば、一生物になりますので、今回気を引き締めてやらさせて頂きます!
用意するもの
今回用意するものは簡単です。金属磨きのド定番の「ピカール」と適当な布のみ。
これだけあればとりあえず大丈夫です。
あ、すみません。一番大事な物を忘れてました。
それは、、、
根性
デス。
ただひたすら磨き続けるため、諦めない心が必要なのです・・・
とりあえず磨く
さぁではとりあえず一心不乱に磨いていきましょう。
だいたい10分くらい磨いてこんな感じ。
もう少し磨いていくと、、、
一時間くらい磨いたのですが、まだまだピッカピカには程遠い!
これは長い戦いになりそうです。。
長期戦を覚悟してまずは腹ごしらえ。晩御飯を頂きます。うん、美味しい。
ひたすら磨く
お酒を飲みながらのんびりとしっかり磨いていきます。
一時間か二時間か、過ぎた頃に、、、段々と光沢が・・・?
はい、頑張りました。ピッカピカです!
いやー段々と光輝いてくるランタンを見てると疲れも吹き飛びますね。
いつまでも見ていられます。
さらにひたすら磨く
一晩中磨いて、元々の鈍い光から光沢のある光に変わってきました。
一晩明けて、ピカールのカスを洗剤で洗い、乾拭きして、再度磨いてツヤを出します。
はい、更にテッカテカ・ピッカピカになりました。
おふぅ。最高やで。。。
時間とピカールと根気があれば、誰でもできるので非常にお勧めです!
ただ、現行モデルのフュアーハンドランタンは防錆のためにメッキ加工されているため、それを磨いて取り除いてしまうとすこし錆が出やすくなるかな?という心配もあります。
でもまぁこのピッカピカのランタンを見れたのでよしとします(笑)
錆びたらまたピカールで磨けばいいんや!
もしくはまた買うんや–;
ピッカピカの先は・・・?
ピカールでピッカピカに磨いて、よし完成!と思っておりましたが、何気なく見ていたTwitterで、ランタンをDIYでメッキ加工している人がいました。。。
そんなのを見てしまうと、、、
オラもメッキ加工やりたいっ!
となってしまうのです。。
初めてのメッキ加工に突入~!
メッキ加工の準備
今回DIYでやってみるのは、手頃な銅メッキです。
まずはこちらを準備します。
- サンポール
- 銅線(銅板)
- 乾電池
- ワニクリップ
- ステンレスの針金
中学か高校の授業で勉強した覚えがうっすらありますが、すっかり忘れてしまっているのですが、今回のメッキDIYは希釈したサンポールの中にランタンをぶち込んで、乾電池で電流を流し銅を電気分解させランタンに電着させる!というものです。
では準備していきましょう。
まずは電気の素になる乾電池と乾電池ホルダー。今回は単一(1.5V)を直列につなぎ3Vの電圧にします。
ランタンとマイナス端子が接続できたので、今度は銅とプラス端子をつないでいきます。
銅はダイソーに銅板があるようなのですが、あいにく売り切れでしたのでホームセンターで銅線を購入しねじねじしてみました。これをプラス端子側に繋ぎます。
今回はメッキ対象がランタンなのでちょっと大きいため、よりバランスよくメッキ加工できるかな?と思いプラス・マイナス端子からそれぞれ2又に分けてみました。
メッキ加工開始!
それでは準備できたので、サンポール希釈水をバケツに入れていきます。
今回ランタンがサンポール希釈水にしっかり浸かるには、10Lくらいは必要です。サンポール希釈水は5倍程度が目安なので、10÷5=2で、2Lのサンポールが必要!
事前に購入していたのは500mlを1本だったので、急遽ダイソーへサンポールもどきを買いに行きました。
すべてのサンポール(≒サンポールもどき)を入れ、水で薄めます。
さぁ時は満ちた!
ではこのサンポール希釈水をバケツにぶち込みます!!
こぼさないように慎重にいきます。。。
えいっ!
バシャッ!
ああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
こぼれたぁぁぁぁぁ!!!
最悪です。慎重に事を運んでいましたがここへ来てまさかの凡ミス。というかこの洗車用のバケツから注ぐのは始めから無理があったんじゃ?・・・首脳部の読みの甘さがこういう事故に繋がります。懸命な皆様はくれぐれもお気をつけを・・・
さぁ気を取り直してもう一度いきます。
よっ!!
予め溢れることを予想して、下のバケツの上に溢れるように上のバケツを微調整してこのメッキ加工一番の難所をクリアしました。
と思った矢先にまた問題ですっ!
ランタンが浮いているっ!
燃料タンク部分の空気が浮き輪代わりになり浮かぶランタン。シュールです。
これは明らかにシミュレーション不足です。少し考えれば分かることですが、どうも前日からピカールでランタンをただただひたすら磨くだけのマシーンと化していたため、その弊害で思考する力が著しく低下していたようです。
でも大丈夫。焦らないでください。ゴム手袋をしてサンポール希釈水に手を突っ込んでランタンの中から空気を抜きましたんで。トラブルにも冷静に対応する男なんで。
そんなことはさておき。
サンポール希釈水を入れた瞬間から、泡がシュワシュワと出てきました。
まだ乾電池に接続していない状態ですので、単純に酸に反応しただけ?
乾電池につなぐと、安定してシュワシュワと泡が出てきます。
あとは銅がランタンに電着するのを待つだけです。どのくらいの時間電流を流せばいいのかがわからないので、逐次確認しながらやっていきます。
とりあえずしっかり銅メッキさせたかったので、しばらく放置しておきました。
で、約3時間半経過後のランタンがこちら。
もう殆ど泡も出ておらず、銅メッキの進行は無くなったようなのでここで電流ストップです。
ランタン引き上げ!
さぁーブロンズメッキ完了のランタンを引き上げます!
いやー、苦労して準備したかいがあって、さぞ燻し銀の渋いランタンが出来上がってるはず、、、
え、何これ??この錆だらけのボロボロのランタンは何??
沈没船さながらの様子ですが、これはランタンです。つい午前中までピッカピカのテッカテカだったランタンです。
はい、正直この瞬間、
やっちまった・・・失敗や・・・
と思いました。。。
だってメッキ加工直前のピッカピカ・テッカテカの、、、
↑これが・・・
↑これですよ?そりゃやっちまったって思いませんか?。。。
はい、ただもうやってしまったものはしょうがない。時間は戻せません。前進あるのみ。
再度ひたすらにランタンを磨くマシーンと化して、この沈没船ランタンを磨いて行きます。
磨く磨く!ただひたすら磨く!
磨く前に、まずは中性洗剤のジョイくんでサンポール液を優しく洗い流してあげます。
では、気合を入れ直して磨きに入らせていただきます!
もくもく・・・
もくもく・・・
きゅっきゅっきゅっ・・・
もくもくもくもく・・・
どやっ!!
ええやん、ええやん、ええ感じやん!
一時はどうなることかと思ったけど、結果オーライやん!
市販されているフュアーハンドランタンのブロンズとはテカリが違いますっ!
いやー渋いッッ!!渋すぎるッッッ!!
酸いも甘いも経験し尽くしたダンディなおじさまのみが所有する事を許されたような燻し銀の輝きを放つオンリーワンのハリケーンランタンに仕上がりました。(長い)
少しピンクかかったようなメッキに見えますが、まぁ使い込んで行くうちに馴染んでいくでしょう。
いやー、途中とうとうやっちまったと思いながら進めてきましたが、結果うまく行ったと思います!オンリーワンのランタンにできました!大成功です!
元々のシルバーのランタンもとても良かったですが、こういった無駄な手間ひまをかけたものっていうのは一層愛着が湧いてきますね。
これからもっと使い込んで、味のあるランタンに育てて行きたいと思います。
キャンプに一つあるだけでめちゃくちゃ雰囲気の出るハリケーンランタンが3000円ちょっとで買えるって、個人的にはとてもお買い得だと思ってます。
ほんと持ってない方はぜひ騙されたと思って購入して、キャンプで使ってみてください。その雰囲気に虜になると思いますから!
早くこのダンディランタンをキャンプ実践投入したいものです。
【追記】
補足 銅メッキすると、すぐにくすんでしまうため耐熱のクリヤースプレーを吹きました。これで常にピカピカランタンになってます。
ちなみに焼き入れしたオンリーワンのチタンマグはこちら。
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